舞台写真家【廣津孝平、】やったもん勝ちドイツ日記

音楽留学からカメラマンに転向したドイツ・ベルリン在住の舞台写真家【廣津孝平、】のBlog。ヨーロッパ中のオペラやコンサート撮影、カメラマンとして日々思っていること、写真のことや趣味のソフトボール、我が家の猫たち、バイクのことなどツラツラ綴ります。

ふと考えた未来について

先日、街を歩いた時のこと。

僕の前を歩く【家族】と思われるグループ。ぱっと見は何も変哲もないのだけれど、14歳くらいの男の子が歩かずに自走するボードの上に立っていた。

ここ数年、世界中の都市で観光用にセグウェイツアーがあったりする。
そのボードは、要するにセグウェイをよりコンパクトにしたようなもの。多分ネットで探せば簡単に見つかると思う。

近年の科学の進歩は目覚ましいと思う。僕らの生活はより便利になったと言っても過言ではない。
でも、そもそも人間本来の持っている能力を使わなくなるのは如何なものかと最近思うようになった。

子供の時に見たドラえもんの映画【のび太とブリキの迷宮】という作品が、このまま時間が経った先の人類を描いているようにも思える。
作品に出てくる人類は、カプセルのようなものに入らなければ移動できない。歩けなくなっているのだ。
自由に動き回れるのび太たちに向かって『君たちが羨ましい』と言う場面がある。

少し前の人類ならば、夢の機械だったものを、ついに人類は自走する機械を発明してしまった。
さらに車も自動運転、自動停止機能も搭載され始めた。
パソコンの入力も音声でできるようになったし、スマートフォンの普及でキーボードの打ち方がわからない若者も増えているそうだ。

これは僕が思う未来。
僕らは歩くことを奪われ、文字を書くこともできなくなるのではないだろうか。指を使うこともなくなってくる。そして仕事は機械化されてロボットがやるようになるかもしれない。食事だって変な健康志向で、少ない量でエネルギー補給できるもので溢れる。食事が全て様々な味が楽しめるゼリー状のようなものになるのではないかと。
となれば【噛む】という行為も奪われる。

耳からではなく直接脳にメッセージを送れるようになったり(攻殻機動隊の電脳のようなもの)したら、耳は不要になるし、口はただ食事するための穴となる。

かろうじて残る呼吸のための鼻と、見るための目。

もう一度書くが、これらは僕が想像する未来の話。ほぼ妄想。
でも、夢の機械が現実なりつつある現代で、全く否定できない事でもないと思う。


人は人らしくあるべきだ。
人間の全ての機能を思う存分に楽しむべきなんだと僕は考えている。
見たいものを見て、聞きたいものを聞いて、手にとって感触を確かめ、目で楽しむ。鼻で香りを感じ、様々な味覚を楽しみ、しっかり両足で大地を掴みながら歩く。足の裏から感じる地面の感触も感じながら。

僕ら人間に与えられた特権を、機械に奪われてはいけない。

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2015-11-07 Sat 12:36 | | [ 編集 ]

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