舞台写真家【廣津孝平、】やったもん勝ちドイツ日記

音楽留学からカメラマンに転向したドイツ・ベルリン在住の舞台写真家【廣津孝平、】のBlog。ヨーロッパ中のオペラやコンサート撮影、カメラマンとして日々思っていること、写真のことや趣味のソフトボール、我が家の猫たち、バイクのことなどツラツラ綴ります。

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渡独9年。そして、日本人であるということ

本日2015年10月1日で、ドイツに来て丸9年が経ちました。月日の経過は本当に早い。
25歳だった僕は34歳になった。【アラサー】と呼ばれる期間をほぼ全てドイツで過ごしたことになる。
その9年でいろんなことを経験した。僕の人生を大きく変えた9年間だったと思う。

もちろん外国に住むのだからビザを取得しなければならない。僕は最初のビザも含めると6〜7回くらいビザの取得をしてる。最初の5年くらいはほとんど毎年ビザ更新。これがまたものすごいストレス。過去三回はお金がかかるが弁護士を通してビザの取得をした。そして今度の2月くらいにはまたビザの更新を控えている。今度は無事に永住権が取れるかと思う。


今日、ふとした事件が僕の周りで起こった。

僕の同僚の子(カンボジア人)の旦那さんが、今日警察に不法滞在で連行され、強制送還されるというので、彼女は急遽旦那さんの元に向かったという。
その旦那さんはビザ取得に向けて語学学校に通い、いろいろ準備をしていたそうだが、ビザの取得がならず、最終的に弁護士に依頼していたらしい。
そんなかでいきなり警察から【旦那さんを連行します】という連絡があったという。

彼女は3人の子供を抱えている。一番下はまだ1歳にもなっていない。彼女が仕事の時は旦那さんが子供の面倒を見ていたようだが、彼がいなくなってしまったら、子供達の面倒は彼女が見なければならない。まだ小さい子供達を残して仕事をするわけにはいかない。じゃあ彼女はどうやってお金を工面しなければならないのか?

そもそも二人は婚姻関係にあるはず。幸せな家庭を築こうとしていた二人を引き離すドイツ。かたや難民受け入れで数十万人の難民がドイツになだれ込んできている。そもそも、今回警察が来たのだって、彼がちゃんとビザの申請をしようとしていたが為、不法滞在者として発見されやすかったと思う。たぶんドイツ国内にはビザの申請もろくにしていない不法滞在者は大いにいるはずだ。

あくまで僕個人の考えを書いていきます。

実は一つ矛盾がある。

彼女と僕は、ある意味同じ立場にある。ドイツで働けるビザを取得している。
しかし配偶者である、彼女の旦那さんと僕の妻を比べるとそこに矛盾が生じる。僕の妻は僕の配偶者ということで、僕がビザがもらえている間、僕と同等のビザが取得できる。
しかし、彼女の旦那さんの場合、ビザ取得に際して語学試験や面接など様々な難関がある。

その違いは国籍。

僕や妻は【日本人】というある意味世界で上位に入る優遇された民族である。
いろんなことで、日本人ということはメリットになる。(もちろん全てにおいてメリットがあるわけではない)
役所関係に関わらず家探しの時にもそう。僕がハンブルグで家を探していた時、ある家の大家に「お前が日本人だから返事した」と言われた。そこの大家は以前、アジアのある国の人に貸して酷い目にあったというのだ。(その時、その大家に僕はその国出身の友達もいるし、その人は人としてしっかりした人だから、その国の人みんながそうじゃないんだよとは言った)

車の免許の書き換えも簡単。

日本の免許をドイツの免許に書き換える場合、まず日本大使館で日本の免許の翻訳を出してもらい、その翻訳をドイツの交通局に申請すれば2週間後には交付される。しかし、とある国の免許の場合、試験があったり、書き換えができず、1から講習を受けなけらばならない。
僕は以前このことを聞かれて「不公平じゃないか?」と言われたことがある。僕は返す言葉がなかった。


たぶん日本とドイツの関係性を遡ると、同盟を組んでた過去の大戦時からのものではないかと思う。
(ただ、日独伊のうちのイタリアは、ビザやいろんなことに関していい話をほとんど聞かない)

少なからず、僕はこの9年間で日本人としての恩恵を幾つか受けてきた。(逆に日本人だからということで犯罪の標的になることだってあったと思うが、幸いこれといってスリとか泥棒などといった犯罪にヨーロッパ圏内で巻き込まれたことはない)だから僕はいろんな意味で、ドイツに感謝しなければいけない。また、ドイツから見た模範的な日本人でありたいとも思う。
ハンブルグで僕に部屋を貸してくれた大家が、酷い目にあったというアジア人。その人一人の行動がその国の評判を決めてしまうことがあるのが外国だ。いくら日本人でも、誰かが変なことをすればそれを目の当たりにした人は、「日本人って・・・」となってしまう可能性がある。
海外に住んでる日本人は、国の印象も背負っているということも自覚しなければいけない。一人一人が日本代表なのだから。

注・先にも書きましたが、これはあくまで僕個人の考えです。


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