舞台写真家【廣津孝平、】やったもん勝ちドイツ日記

音楽留学からカメラマンに転向したドイツ・ベルリン在住の舞台写真家【廣津孝平、】のBlog。ヨーロッパ中のオペラやコンサート撮影、カメラマンとして日々思っていること、写真のことや趣味のソフトボール、我が家の猫たち、バイクのことなどツラツラ綴ります。

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人工建造物の自然との調和

 今まであまり人工建造物って言うものは撮影していなかった。ただ、建築とかには興味はあるのだけれど、残念ながら、いまだ僕は建築を見る目が無い。でも明らかに自分の中にある変化がある。それは自然と人工建造物の調和を見ると言うこと。

 近年、さまざまな物が丸みをおびてきた。以前は角ばっているもの、形がハッキリしているものが受け入れられていた。車にしろ建物にしろ、基本的には角があった。
 はるか大昔、かつてまだ人間が狩猟をして暮らしていたときのこと。昔の人たちは捕まえた動物などを調理しやすいように、石を削って鋭利なナイフを作り上げた。この石だって、もともとは大きな楕円形をしていたはずだし、何かの弾みで、(他の石とぶつかって割れたなど)多少角はあったかもしれないが、動物を切ったりという事が出来ることが初めからできるものなど無かった。

 それから時代が少し進み、稲作が始まった。この当時の遺跡などを見る限り、すでに人間生活に『角(かど)』と言うものが重要になってきた。縄文時代の竪穴式住居なども長方形をしていたし、高床式倉庫もそうだ。つまり、自然界のものより、人工的に作ったほうが利便性が高いことに、人々はこの当時すでに気がついていた。

 さらに時代は進み、住居などもだんだん大きくなっていた。円形をもつ建物など殆ど無かった。しかし日本庭園などを見る限り、基本的に角は見られない。池の形も出来るだけ自然に近い円形をしている。つまり、人間の潜在能力の中で、自然界は【丸み】を帯びていることはしっかりと刻まれている。

 
 そして近年、さまざまな人工建造物が丸みをおびて来た。近年の建築を見てもそれは分かる。例えば建築家フンデルト・ヴァッサーの作品は波形が特徴的だし、最近の車にしても全体的に丸くなってきたし、F1マシンを見る限り、空力を得る為のウィングなどを覗いては、基本的に空気抵抗を減らすために極力角を作らない設計になっている。

 自然といかに調和させるのは、やはり【丸い】を意識しなければならない。人間の体にも角が無いように、それが自然の摂理のように思う。

 今の自分の一つのテーマは、タイトルどおり【人工建造物と自然との調和】。ある建物を撮影するときに、いかに周りの自然と被写体がマッチするように撮影するか。写真の腕うんぬんより、まずはそれを敏感に感じ取れる目を鍛える必要もある。

 DSC_0073(1).jpg


 
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