舞台写真家【廣津孝平、】やったもん勝ちドイツ日記

音楽留学からカメラマンに転向したドイツ・ベルリン在住の舞台写真家【廣津孝平、】のBlog。ヨーロッパ中のオペラやコンサート撮影、カメラマンとして日々思っていること、写真のことや趣味のソフトボール、我が家の猫たち、バイクのことなどツラツラ綴ります。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |

日本にいたら感じなかったこと

 みなさん、まず思い描いてください。






 例えば最近友達になった同姓がいる。その人は同性愛者だと告白してきた。 







 


 たったこの一文を読んで、いま正直に皆さんが抱いた感想ををしっかり胸に刻んでもらいたい。

 驚き?悲しみ?その友達に対しての哀れみ?嫌悪感?みなさんはどんなことを思っただろう。

 

 正直に書きます。


 もし僕がもし日本を飛び出さず、日本という社会にいたら、間違いなく嫌悪感だった。少なからず、僕の日本での生活環境の中で、【ゲイ】という人たちと関わったことがなかった。だから僕にとっては【ゲイ】は分からない、なんで?なぜ同姓を好きになってしまったのか。自分にはまったく理解できない世界だったと言って良い。理解できない世界の住人を、当時の僕は理解は出来なかっただろうし、しようとも思わなかっただろう。


 先日、ひょんなことから友達になった日本人男性がいる。単調直入にいうと彼は【ゲイ】だ。

 ベルリンには沢山の同性愛者が住んでいる。それが日常。男同士、女同士のカップルが街で手をつなぎ、キスをしてたりと、そんな光景は日常茶飯事。でもそれについて軽蔑の目で見る人はほとんどいないと言って良い。
 
 ただ、先にも書いたとおり殆どであり、たまにまるで汚いもの扱いするかの様な人もいる。ただ、その友達が言うには、『東京よりベルリンのほうが、自分らしく生きていける』と嬉しそうに語っていた。

 残念ながら日本では【同性愛者】はごく限られた空間でしか理解されていない。好きな相手と街で手を繋いで歩いているだけで変な目で見られたり、なにかと視線を感じるという。だからと言って彼はそういうことをやめようとはしない。むしろ、そういう社会と戦って日本で過ごしている。

 
 僕が【同性愛者】に改めて考えさせられた出来事があった。

 2年前、ハンブルグからベルリンに戻ってきてすぐの時。自転車で移動中にある人ごみに出くわした。
 
 『なにか事件かも』

 と思って、進路を人ごみのほうに向けて走り出した。道路は封鎖され、沢山の人が集まっている。それは優に1000人は超すであろうベルリン内外の同性愛者たち。

 抱き合うカップル、キスをしてるカップル、そして、周りを見渡しパートナーを探しているであろう人もいた。なにしろ、警備に当たっている警官もゲイっぽい人もいた。

 その集まりの発端は、あるゲイカップルのインターネット投稿によるもの。

 
 【先日、○○通りの××というカフェで、キスをしていたら、店の主人に『俺の店でキスをするな!出て行け!』と追い出されました。みなさん○月×日、13時からそこの店の前でキスをしてやりましょう】


 そんな出来事でした。同性愛者にも人権はある。だから好きな人とキスして何が悪い。僕にはこれが響いた。確かにそうなんです。みんな人間なんです。食の好み同様、恋愛の好みも人さまざまなんです。僕は同性愛者の結束の強さを思い知った。いくらベルリンと言えども、未だにみんな世間からの偏見と戦いながら生きている。いくら東京より過ごしやすいって言ったって、きっと世界中どこに行ってもその偏見と言うのは付きまとうんじゃないだろうか。

 今の僕は彼らに対してまったく偏見はないし、むしろ応援してる。日本でもどこでも、もっと彼らが自由に恋愛できる社会で生きていけるように。

 理解しろとは言いません。ただ、言い方は悪いですが、ほっとけば良いと思うんです。街を歩いてるカップルにいちいち目を持っていかないでしょう?それと一緒ですよ。人それぞれ好き嫌いがあるように。自分が好きな食べ物を人が食べれなかったら、その人をいきなり全否定するなんておかしいでしょ?それと同じことですよ。

 僕はゲイじゃないですが、ここ最近ゲイの人たちと関わりが増えて、いろいろ学ぶこともあります。尊敬できる部分もあります。


 だから僕は、『良い出会いをした』と、心から思っています。


スポンサーサイト

Deutschland | コメント:0 |
<<人工建造物の自然との調和 | ホーム | 一時帰国決定>>

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。