舞台写真家【廣津孝平、】やったもん勝ちドイツ日記

音楽留学からカメラマンに転向したドイツ・ベルリン在住の舞台写真家【廣津孝平、】のBlog。ヨーロッパ中のオペラやコンサート撮影、カメラマンとして日々思っていること、写真のことや趣味のソフトボール、我が家の猫たち、バイクのことなどツラツラ綴ります。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |

アドルフ・ヒトラーという人物

 去年からベルリンの【ドイツ歴史博物館】でアドルフ・ヒトラーの展示が人気で、毎日多くのドイツ人や観光客が訪れている。以前から僕も気になっていたこの展示に、ようやく行ってきた。

 中は写真撮影が出来なかったので残念ながら、今回写真はありませんが、ナチスドイツ時代のポスターや写真、軍服、おもちゃや強制収容所の服などが数多く展示されている。

 ヒトラーに関する多くの展示品の中で、彼の誕生日に沢山の子供たちから送られた一つ手紙の内容に、僕は不思議な気持ちを抱いた。




 親愛なる友人のヒトラー

 僕はあなたの誕生日をお祝いいたします。僕はケムニッツ ○○Str. ○に住んでます。8歳です。

 

 この文面はなんら変哲も無い文章ですが、この8歳の男の子にとってはヒトラーという人物はヒーローのような存在だったのかもしれない。きっとこの少年は、ヒトラーが来てくれるのを期待して、自分の家の住所を書いたんだろう。

 この少年に限らず、他にも同じような手紙を書いた子供たちは沢山いただろう。ヒトラーがヒーローだった子供たちがいっぱいいただろう。現にヒトラーと子供たちの写真も沢山あった。他の写真では笑顔は見せず、常に威厳を持った表情なのに対し、写真の子供たちはヒトラーに対して尊敬の眼差しを向け、ヒトラーも子供たちに対して笑顔を向けているのが僕は印象的だった。

 確かにヒトラーの行った事は、非人道的なことが多い。ドイツの指導者となり、いつかは世界のトップになるのが彼の夢だったのかもしれない。そのために、多くのユダヤ人が処刑され、彼のために戦ったドイツ人兵士、ドイツ軍によって殺された他国の兵士、そして多くの民間人が命を落とした。

 しかし何が彼をそこまで多くの民衆が引き付けたのだろう。あんなに多くの民衆を引き付けていながら、彼の意に反してドイツ軍は敗走をつづけ、周りからはだんだん人はいなくなり、結局彼は自殺してしまう。
 
 僕はヒトラーという人物を知れば知るほど、本当は魅力的な人だったのではないかと思う。あくまで、これは僕の持論だが、もし彼が違う思考を持っていたら、ドイツはもっと違う道を歩んだのかもしれない。子供たちのために明るい未来を残そうとしたのではないかと思う。

 僕はヒトラーを崇拝も尊敬もしないけど、今回の展示を見て、なんだか彼の人間らしい一面を、見ることができた気がする。56年という彼の人生の中で、様々な喜怒哀楽だってあったはず。両親をそれぞれ病気で無くし、健康に気遣うくらいの彼が、死を恐れなかったわけは無いだろう。

 しかし事実は事実。結局彼の行ったことは世界中が知ってのとおり。彼が残したドイツの生活に役立つ遺産はアオトバーンしかない。いまだにネオナチという残党が残ってはいるし、そういう人たちが水面下でいろいろ動いているらしいという話も耳にする。人それぞれ様々な思想や考えがあるから、何が良くて何が悪いとは一概には言えない。日本にだっていろんな宗教団体もあれば教祖も指導者もいる。でもヒトラーだってそうだったように、結局は人の子であり、みんな一人の人間であるという事実は揺るがない。

 
 
スポンサーサイト

Deutschland | コメント:0 |
<<何がハッピークリスマスだ・・・・ | ホーム | まさかの参戦・・・・>>

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。